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- あわび民藝商会
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「あわび民藝商会とは」 民藝の道具たちには、愛嬌があり、愛でたくなる不思議な力があります。 愛嬌は愛着につながり、そして永く使われる理由となります。 あわび民藝商会ではそんな愛嬌のある、抱きしめたくなるような道具たちを紹介していきます。 ーーー 「今日の民藝こんにちは」 民藝というと、 なんだか古めかしい無骨なイメージを想像されるかもしれません。 それは、民藝という言葉が誕生した時代、大正から昭和時代の生活道具が持つ、レトロなイメージが強いためかもしれません。 そんな無骨な道具たちにも愛嬌がありますし、不器用な可愛さが隠れています。 時代は流れ、現代、生活様式が変化しても民藝は変わらず存在します。そして、時代と共に変化した現代的な民藝の精神を宿した道具たちも生まれています。 「今日の民藝こんにちは」という気持ちで、愛嬌ある道具たちと出会ってほしいと思います。 あわび民藝商会店主 岡本純一 ーーーー 「民藝と愛嬌」 「民藝」という言葉は 100年ほど前、宗教哲学者の柳宗悦さんたちが、作り出した造語です。民藝は日常生活のために素直に作られた生活道具のことを指し、そんな道具たちに宿る美しさという意味もあります。 柳宗悦さんは、そのような民藝の道具に、宗教的真理が存在すると説いています。 宗教的真理と聞くと、なんだか難しくなりますね。 僕は、その真理の入口に愛嬌があると考えます。 柳さんは、民藝の道具を見るとき「直観」しなさい、と教えています。直観とは、固定概念を無しに、まっさらな自分と道具が対峙することです。そして直観することで真の美しさと出会えると言います。 素敵なお話ですが、 直観はなかなか難しいハードルです。 でも、気楽な気持ちで道具と出会って「愛嬌があるなあ」と感じることはできると思います。 僕にとって愛嬌とは、真理への入口です。柳さんがいう民藝美そして宗教的真理にその奥で繋がっています。 愛嬌を感じることは、立派な美的体験で、民藝との出会いとなります。